[凍結中]『この霧の中で、あなたを見失うのであれば、わたしは、』

――ふたりの優しい生活、あるいは、哀れなひとりあそび。

『この霧の中で、あなたを見失うのであれば、わたしは、』 


【あらすじ】

ある秋。

大都市『駅街』。

廃墟ガベッジ・パイルに暮らす画家崩れの女クエンタ・ローズマリィは、記憶のない美貌の少女型人形を介抱し、エヌヴィと名付ける。
「わたしがあなたを補修してあげる。その代わりに、あなたはわたしと一緒に暮らして、画を描いてもらうわ」
灰色と静寂の廃墟街ではじまった、女と人形の奇妙な共同生活。
ふたりを繋ぐ楔は、絵具とグラフィティとスキャニングとナトリウム溶液だ。

筆を取るエヌヴィが微笑むと、クエンタも釣られるようにして笑ってしまう。

――まるで、その果てに待ち受ける、残酷な真実から、目を逸らすように。


2016年6月現在、執筆中です。

・若干の、女性の同性愛に近い描写と、暴力的な表現が含まれます。

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